2021年9月5日 / 最終更新日 : 2021年9月5日 サイトスタッフ 宗学コラム 妙法曼荼羅の形相の起源をめぐって~明恵房高弁と日蓮 3 【 高弁の教説と本尊・日蓮の教説と本尊 】 ここまで確認して思い至ったのは、源空に対した当時の高弁の教説と本尊、高弁に倍して源空を批判した日蓮大聖人の教説と本尊の原型に類似性があるのではないかということです。 大聖人が高 […]
2021年9月4日 / 最終更新日 : 2021年9月4日 サイトスタッフ 宗学コラム 妙法曼荼羅の形相の起源をめぐって~明恵房高弁と日蓮 2 【 明恵房高弁 「三宝礼の名号本尊」への信仰 】 高弁は「摧邪輪」「摧邪輪荘厳記」を著した後、紙の中央に「南無同相別相住持仏法僧三宝」と文字を書き、左右に八十華厳(巻二十七)十廻向品にある菩提心の異名二十種より「万相荘厳 […]
2021年9月4日 / 最終更新日 : 2021年9月4日 サイトスタッフ 宗学コラム 末法の教主~地引御書 「地引御書を読むと、日蓮大聖人は晩年まで天台大師講を行っており、法華経の行者ではあるが末法の教主等という意識はなかったといえる。釈尊、天台大師智顗、伝教大師最澄に連なる導師だったのである」という主張について。 天台大師講 […]
2021年9月2日 / 最終更新日 : 2021年9月2日 サイトスタッフ 宗学コラム 妙法曼荼羅の形相の起源をめぐって~明恵房高弁と日蓮 1 【 明恵房高弁と日蓮の認識 】 日蓮大聖人の曼荼羅本尊の起源を考える時、密教曼荼羅と共に参考にしたいのが明恵房高弁の「三宝礼の名号本尊」であることを、「鎌倉旧仏教・日本思想体系15」(1971 岩波書店)での田中久夫氏の […]
2021年9月1日 / 最終更新日 : 2021年9月1日 サイトスタッフ 宗学コラム 青年日蓮の念仏者時代、そして法然浄土教批判へ 日蓮大聖人の仏法を学んでいて気がつくのは、 1)『それまで信じ学んでいた信仰対象であっても、誤りであると判断すれば躊躇なく破折対象となる』 2)『破折行為に対する周囲の評価には左右されずに、発心当初の志のままに生き抜く』 […]
2021年8月31日 / 最終更新日 : 2021年8月31日 サイトスタッフ 宗学コラム 曼荼羅本尊~日蓮法華の信仰世界 日蓮大聖人が『仏滅度後二千二百二(三)十余年之間 一閻浮提之内未曾有大漫荼羅也』として顕した曼荼羅本尊、即ち大御本尊。 大聖人の教示では、「今末法は~此の妙法の大曼荼羅を身に持ち心に念じ口に唱え奉るべき時なり」(御講聞書 […]
2021年8月30日 / 最終更新日 : 2021年8月31日 サイトスタッフ 宗学コラム 末法の教主~竜口法難をめぐって 日蓮大聖人は何故、「教主釈尊が衣で覆い守ってくれた」と受け止めたのだろうか? 文永8年の法難で、日蓮大聖人は竜口で斬首されるところだったのですが、突然現れた光ものにより処刑は中止となりました。そのことを翌年の「真言諸宗違 […]
2021年8月28日 / 最終更新日 : 2021年8月28日 サイトスタッフ 宗学コラム 佐渡百幅本尊をめぐって なんらかの理由で、「遠からず、私は命に関わる事態に直面するかもしれない」「それは絶対というほど避けられない」という事態になった時、人は何をするのでしょうか? 「興風17号」での、山上弘道氏の論考「日蓮大聖人曼荼羅本尊の相 […]
2021年8月26日 / 最終更新日 : 2021年8月26日 サイトスタッフ 宗学コラム 「今諌暁を止むべし」に込められた思い 『一つの手法、路線に固執するのではなく、新たなる展開を期して、自らにより自らの内面を変革し、それを行動で顕す』 『批判だけではない。批判対象以上に善きものを創造するところに日蓮がごとくの道がある』 ということを、佐渡より […]
2021年8月26日 / 最終更新日 : 2021年8月26日 サイトスタッフ 宗学コラム 身延山の板本尊をめぐって 現在、新潟県立歴史博物館で行われている「日蓮聖人と法華文化」展では、色々と気になる展示があるのですが、その一つが身延山久遠寺所蔵の板本尊です。縦161.2㎝、横77.1センチの大きな板本尊で、室町時代前期・14世紀頃の造 […]