2020年4月6日 / 最終更新日 : 2020年4月6日 サイトスタッフ 宗学コラム 日蓮とその一門が生きた時代~やせやまい(痩病)と疫病を越えて 【 建治から弘安にかけての疫病と体調不良 】 現在、世界各国は新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めようと、人間存在をかけての総力戦の真っただ中にありますが、日蓮大聖人の生きた鎌倉時代も疫病の流行が繰り返されては多くの人 […]
2020年3月31日 / 最終更新日 : 2020年4月1日 サイトスタッフ 宗学コラム 唯授一人の相承書は江戸時代に書かれた 私の手元に、江戸時代に書かれたある記録文書のコピーがある。 この記録文書は文化14年(1817年)、時の大石寺44代法主日宣が、親修に訪れた江戸常泉寺において、参集した信徒たちを前に語った話を、そこに参加した加賀(金沢 […]
2020年3月28日 / 最終更新日 : 2020年3月28日 サイトスタッフ 宗学コラム 天災地変と疫病から始まった物語 新型コロナウイルスの流行が猛威を奮い、都道府県から外出自粛要請が出され、医療関係者は次々に警告を発し、首都封鎖が現実のものとして感じられるような緊迫感漂う日々が続いています。 新型ウイルスの流行というのは歴史的には疫病と […]
2020年3月22日 / 最終更新日 : 2020年3月22日 サイトスタッフ 宗学コラム 日蓮門下の神社参詣をめぐって 【 神社参詣可と不可の主張 】 日興上人が「波木井入道の子孫と永く以て師弟の義絶し畢んぬ」(富士一跡門徒存知事)と、波木井実長の子孫と師弟関係を断つ因となったものに実長の「神社参詣」があります。ところが神社へ詣でることは […]
2020年3月16日 / 最終更新日 : 2020年3月17日 サイトスタッフ 宗学コラム 総罰について思うこと 罰という言葉はあまりいい響きではありません。 聞きたくもなければ興味もない、そのような考え自体が古臭いもの、過去の話となっていると捉える人が多いようです。 ですが、「いのちあるものよ、生きとし生けるものを慈しめ」という善 […]
2020年3月15日 / 最終更新日 : 2020年3月16日 サイトスタッフ 宗学コラム 少年日蓮が学んだ安房国・清澄寺の宗旨をめぐって 少年日蓮が学んだ清澄寺。 多感な青年期の人格を育んだ山中の空間。 そこは記憶力増進の虚空蔵菩薩求聞持法の霊場にして、その宗派は台密と呼ばれる天台密教の寺というのが定説です。 ですが、私としては結論からいえば東密、即ち東寺 […]
2020年3月10日 / 最終更新日 : 2020年3月17日 サイトスタッフ 宗学コラム 大難にあう人(教団)にこそ御本尊授与の資格あり(師は弟子のこころに時の到来を感じ出世の本懐を遂げる) 『大難にあうことにより法華経最第一を証明した日蓮大聖人であればこそ、「この本尊をもって衆生を救いますぞ」と宣言できた、即ち大難にあう人(教団)にこそ御本尊授与の資格があるのであり、難なき人(教団)が御本尊を授与しても本尊 […]
2020年3月8日 / 最終更新日 : 2020年3月8日 サイトスタッフ 宗学コラム 「本仏論者」と「本仏行者」 最近はあまり聞こえなくなったが、ひところは、創価学会の爆発的な発展をやっかんで、様々な批判が浴びせられた。中でも最も我々を失望させたのは、同門内から起きた「会長本仏」とか「池田本仏」とかいった批判である。無名無力の我々 […]
2020年2月27日 / 最終更新日 : 2020年2月27日 サイトスタッフ 宗学コラム 熱原法難余話(三) 熱原の三烈士は三兄弟ではない? 神四郎、弥五郎、弥六郎。殉教の誉も高い熱原法難の三兄弟ですが、弥六郎さんと呼ばれてきた方は、実は兄弟ではなかったようです。神四郎さんと弥五郎さんは確かに兄弟でしたが、弥六郎さんは弟でないばかりか、名前も違ったらしい。い […]
2020年2月23日 / 最終更新日 : 2020年2月24日 サイトスタッフ 宗学コラム 熱原法難余話(二) 熱原農民を「おどすことなかれ」? 熱原法難の渦中、日興上人をはじめとする門下に対し、法難の意義や鎌倉に引っ立てられた農民たちへの対処激励などを指導されたのが「聖人御難事」です。出世本懐抄とも言われ、重要な御書として若いころより何度も熟読した御書のひとつ […]