2020年5月11日 / 最終更新日 : 2020年5月11日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(7) 7・日輪懐妊 産湯相承は「叡山ノ頂ニ腰ヲカケテ 近江ノ湖ノ水ヲ以テ 手ヲ洗テ 富士ノ山ヨリ 日輪ノ出給ヲ 奉レ懐思テ後ニ 月水留ルト云々」として、夢の舞台を叡山と琵琶湖と富士に置いて、日輪(太陽)を手にする夢を見て懐妊 […]
2020年5月9日 / 最終更新日 : 2020年5月9日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(6) 6 用語の意義Ⅰ(隠喩)・通夜 産湯相承を文面通りに読めば、鎌倉幕府の重役であった平姓の畠山家の娘の梅菊女が、3月24日 に清澄寺に通夜し(注1) 、三国の太夫に嫁すという物語と解されるが、保田本は通夜した年を「其ノ歳 […]
2020年5月8日 / 最終更新日 : 2020年5月8日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(5) 5・遊女 産湯相承は日蓮大聖人のご誕生を伝える物語であることから、その母上についての記事は重要な意義を持つと思われる。しかし、保田本、日教本にあって御実名縁起にない記述として、梅菊女が「遊女」の如くなったとすることがあ […]
2020年5月7日 / 最終更新日 : 2020年5月7日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(4) 4・法号妙蓮 保田本、日教本にあって御実名縁起に見られない用語の一つに日蓮大聖人の母の法号とされる妙蓮とのお名前がある。当該部分について保田本は「法号妙蓮禅尼」とし、日教本は「法号妙蓮」として「禅尼」の語を用いず、御実 […]
2020年5月5日 / 最終更新日 : 2020年5月5日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(3) 3 ・是生房・蓮長 日蓮大聖人の幼少期の名前は、御実名縁起には記載がなく、日教本は「始メは蓮長」とし、保田本は「始メは是生、実名は蓮長」とする。また、御実名縁起、日教本、保田本ともに、日蓮を実名とするが、保田本におい […]
2020年5月4日 / 最終更新日 : 2020年5月4日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(2) 2 産湯相承の成立と用語の意義について ・テキストの表現 産湯相承は、日蓮大聖人の父を三国の太夫、母を梅菊女として名前を挙げて、さらにお二人の出会いから日蓮大聖人の出生についての物語を紹介する。そのおおまかなストーリー […]
2020年5月3日 / 最終更新日 : 2020年5月3日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(1) 1 はじめに 「父母は誰れぞ名字は如何に」(全p149) 、「父母と生ぜし所と死せし所を委く沙汰し問うべし」(全p382) 。 言うまでもなく、日蓮大聖人が大日如来について述べられたことだが、翻って日蓮大聖人について、 […]
2020年4月24日 / 最終更新日 : 2020年4月24日 サイトスタッフ 宗学コラム 板本尊の真相に最初に気付いたのは堀上人 大石寺所蔵の通称「戒壇の大御本尊」と呼ばれる板御本尊が、実は、日蓮大聖人が日禅に授与した御本尊の写しであったことは、既に、金原明彦著の「日蓮と本尊伝承」に実証的に論証されている。この解明のきっかけとなったのは、「河辺メ […]
2020年4月19日 / 最終更新日 : 2020年4月19日 サイトスタッフ 宗学コラム 『日蓮一門は生涯が、第六天の魔王・天魔との闘いである』ということについて 日蓮大聖人の身が佐渡にあった時に著された『辧殿尼御前御書』(文永10年[1273]9月19日)からは、「第六天の魔王(天子魔・天魔、以下天魔)という見えざるものがかたちとなり働くこと。そこで初めて我が信仰が試されること。 […]
2020年4月12日 / 最終更新日 : 2020年4月12日 サイトスタッフ 宗学コラム 大疫病(価値観再構築の波)を越えて~花押の変化に思う 自活サイトのスタートから早くも二ヶ月が経ちましたが、わずか60日で地球上に存在する人間世界の有り様が大きく変化しており、そのあまりの速さに思考の回転が追い付かない感があります。 宗教界一つをとっても、 一人祈るローマ教皇 […]