2020年5月26日 / 最終更新日 : 2020年5月26日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(21) 21・まとめ 保田本に出雲関連記述が見られることから、保田本の成立は御実名縁起及び日教本よりも遅れることが考えられ、その時期は出雲の日御碕社における十羅刹信仰の発生よりも後のことと考えることには合理性があると考えられる […]
2020年5月25日 / 最終更新日 : 2020年5月25日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(20) 20・主君なり、父母なり 師匠なり 主師親の順番は異なるものの、日教本、保田本の「主君なり、父母なり 師匠なり」という記述が、『開目抄』の「日本国の諸人にしうし父母なり」(全p191) という日蓮大聖人自身が述べられる […]
2020年5月24日 / 最終更新日 : 2020年5月24日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(19) 日教本と保田本に見られ御実名縁起にはない記述として、日蓮大聖人のお名前に関する意義付けと日文字に関する記述がある。
2020年5月23日 / 最終更新日 : 2020年5月23日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(18) 18・二天(日神、月神)、十なり 出雲関連記述と同様に、保田本に見られる内容として、「日神と月神とを合して文字を訓ずれば十なり、十羅刹と申すは 諸神を一体に束ね合せたる深義なり」という記述がある。 御実名縁起、日教本に […]
2020年5月22日 / 最終更新日 : 2020年5月22日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(17) 17・出雲関連記述、本地垂迹 日教本は、「久遠下種の南無妙法蓮華経 日蓮なり」として、久遠下種の法と日蓮大聖人の同一性に踏み出しているように見えるが、当該箇所について保田本は日教本の「日蓮なり」と一言だけの部分を「久遠 […]
2020年5月21日 / 最終更新日 : 2020年5月21日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(16) 16 用語の意義Ⅱ(展開) ・苦我啼く 日蓮大聖人が出生時の産声として「苦我啼(=泣)」いたということについては、御実名縁起に見られないだけでなく、夢物語としてのストーリーからも独立して記述されていることから、夢物語の […]
2020年5月20日 / 最終更新日 : 2020年5月20日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(15) 15・富士・日蓮一体論 日教本、保田本は、日本の国を象徴する富士山の固有の名称が大日蓮華山であり、文字通り日蓮大聖人の名前を冠していることから、日本、日神、日種太子(仏の幼名)、善日(日蓮大聖人の幼名)が一体であると記 […]
2020年5月19日 / 最終更新日 : 2020年5月19日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(14) 14・末法教主(勝)釈迦仏 日蓮大聖人の御在世の立場として、内心では上行菩薩の再誕との自覚を有していたとすることについては、概ね共通の理解が得られると考えるが、上行菩薩が末法弘通の附嘱を受けていることに着目して、末法に […]
2020年5月18日 / 最終更新日 : 2020年5月18日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(13) 13・善日童子 産湯相承は、梅菊女が日輪を懐妊したことを伝えるのみならず、出産に際して、諸天が「善哉々々善日童子・末法教主勝釈迦仏」(注1) と讃えた夢を見たとする。 様々な観点から日文字に関連する逸話を重ねることで、 […]
2020年5月16日 / 最終更新日 : 2020年5月16日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(12) 12・煩悩無く 産湯相承は、梅菊女と三国の太夫を夫婦として設定するが、その一方で日蓮大聖人の出生について「男女並座有レ共 無二煩悩一」と表現している。 表面的な意味としてはこの煩悩なしとの文に続く如蓮華在水の解説のよ […]