2021年10月16日 / 最終更新日 : 2021年10月16日 サイトスタッフ 宗学コラム 諸の言説するところは皆実にして虚しからず~自他が目覚めの縁に 妙法蓮華経如来寿量品第十六 諸の善男子、如来の演ぶる所の経典は、皆衆生を度脱せんが為なり。或は己身を説き、或は他身を説き、或は己身を示し、或は他身を示し、或は己事を示し、或は他事を示す。諸の言説するところは皆実にして虚し […]
2021年10月15日 / 最終更新日 : 2021年10月14日 サイトスタッフ 宗学コラム 「久遠実成釈迦如来之金剛宝座也」をめぐって 「身延の沢を罷(まか)り出で候事、面目なさ、本意なさ申し尽くし難く候えども、打ち還(かえ)し案じ候えば、いずくにても聖人の御義を相継ぎ進(まい)らせて、世に立て候はん事こそ詮(せん)にて候え」 原殿御返事 正応元年(12 […]
2021年10月14日 / 最終更新日 : 2021年10月13日 サイトスタッフ 宗学コラム 導師から教主への一大転換 文永8年の竜口法難を境に、後の「三沢抄」(建治4年2月23日)で「法門の事はさどの国へながされ候いし已前の法門はただ仏の爾前の経とをぼしめせ」と記したように、日蓮大聖人の宗教的境地が一変したことは確かでしょう。 佐渡期以 […]
2021年10月13日 / 最終更新日 : 2021年10月12日 サイトスタッフ 宗学コラム 離山そして破折~師匠と弟子の真実 恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)[天慶5年(942)~寛仁元年(1017)]・・・・ 比叡山横川・恵心院の源信は43歳で「往生要集」一部三巻を著し、師・良源の天台法華と念仏の融合思想を発展させて「厭離穢土欣求浄土」の […]
2021年10月12日 / 最終更新日 : 2021年10月11日 サイトスタッフ 宗学コラム 浄顕房と義城房~師となり弟子となって 報恩抄 建治2年7月21日 各各二人は日蓮が幼少の師匠にておはします。勤操僧正・行表僧正の伝教大師の御師たりしが、かへりて御弟子とならせ給いしがごとし。日蓮が景信にあだまれて清澄山を出でしに、かくしおきてしのび出でられた […]
2021年10月11日 / 最終更新日 : 2021年10月11日 サイトスタッフ 宗学コラム 身延の山中から彼方を見つめて~久遠の仏を体現するということ 【 身延の草庵で 】 「是日尼御書」 弘安元年4月12日 さど(佐渡)の国より此の甲州まで入道の来たりしかば、あらふしぎ(不思議)やとをも(思)ひしに、又今年来てな(菜)つみ、水くみ、たきぎ(薪)こり、だん(檀)王の阿志 […]
2021年10月9日 / 最終更新日 : 2021年10月9日 サイトスタッフ 宗学コラム 法華真言未分について 『守護国家論』は正嘉3年・正元元年(1259)頃の執筆と推定されていますが、そこには法華・真言を蔑(ないがしろ)にする故に天災地変が起きる旨が記述されており、当時の日蓮大聖人は「法華・真言未分」の思想であったと解説する向 […]
2021年10月9日 / 最終更新日 : 2021年10月9日 サイトスタッフ 宗学コラム 摩訶・私感「願兼於業について」(1) 投稿者:鬼滅の言 例せば小乗の菩薩の未断惑なるが願兼於業と申して・つくりたくなき罪なれども父母等の地獄に堕ちて大苦を・うくるを見てかたのごとく其の業を造つて願つて地獄に堕ちて苦に同じ苦に代れるを悦びとするがごとし 開目抄 […]
2021年10月8日 / 最終更新日 : 2021年10月8日 サイトスタッフ 宗学コラム 鑑真と弟子の物語り 大陸から続く鑑真と弟子たちの絆 この師弟の物語からは多くを学べると思います。 先に、鑑真の日本での弟子である道忠が関東に布教して一門となり、道忠とその意を受けた弟子が最澄(伝教大師)の書写事業等を手伝い比叡山寺の開創に関 […]
2021年10月7日 / 最終更新日 : 2021年10月7日 サイトスタッフ 宗学コラム 青年最澄の願文~約束の道から大願の道へ 延暦4年(785)4月6日、最澄は南都東大寺で具足戒を受戒して正式な僧侶になるも、3ヶ月後の7月17日には比叡山へ籠ってしまい山林修行を始めます。 官僧として出世の道が開かれていた19歳の最澄は、何を見て聞いて知って南都 […]