2020年5月19日 / 最終更新日 : 2020年5月19日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(14) 14・末法教主(勝)釈迦仏 日蓮大聖人の御在世の立場として、内心では上行菩薩の再誕との自覚を有していたとすることについては、概ね共通の理解が得られると考えるが、上行菩薩が末法弘通の附嘱を受けていることに着目して、末法に […]
2020年5月18日 / 最終更新日 : 2020年5月18日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(13) 13・善日童子 産湯相承は、梅菊女が日輪を懐妊したことを伝えるのみならず、出産に際して、諸天が「善哉々々善日童子・末法教主勝釈迦仏」(注1) と讃えた夢を見たとする。 様々な観点から日文字に関連する逸話を重ねることで、 […]
2020年5月16日 / 最終更新日 : 2020年5月16日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(12) 12・煩悩無く 産湯相承は、梅菊女と三国の太夫を夫婦として設定するが、その一方で日蓮大聖人の出生について「男女並座有レ共 無二煩悩一」と表現している。 表面的な意味としてはこの煩悩なしとの文に続く如蓮華在水の解説のよ […]
2020年5月15日 / 最終更新日 : 2020年5月15日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(11) 11・自受用報身如来 産湯相承では、日蓮大聖人の誕生に際して来下した諸天が「本地自受用報身如来ノ垂迹 上行菩薩ノ御身ヲ 凡夫ニ謙(へ) リ下リ給」 と述べたとされる。日蓮大聖人の内証を上行菩薩とすることは、大聖人の高弟 […]
2020年5月14日 / 最終更新日 : 2020年5月14日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(10) 10・諸天来下、竜王荷来 産湯相承は、日蓮大聖人の出生時の様子を「梵天帝釈四天王等ノ諸天 悉ク来下シテ」と描写し、また「阿那婆達多龍王 八功徳水ヲ持来テ」と説き、「龍神王 青蓮華ヲ一本荷来リ」と記述する。 もとより夢 […]
2020年5月13日 / 最終更新日 : 2020年5月13日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(9) 9・虚空蔵菩薩 産湯相承では、日蓮大聖人の生母の梅菊女が日輪(太陽)を懐いて懐妊した夢を見るのに対し、父の三国の太夫は、虚空蔵菩薩がみめよき稚児を肩に立てて連れてきて、授けてくれた夢を見たとしている。 小児を肩に立て […]
2020年5月12日 / 最終更新日 : 2020年5月12日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(8) 8・叡山、近江の湖水、富士 産湯相承は、日蓮大聖人の母上である梅菊女が懐妊した時に見た夢として、梅菊女自身が比叡山の頂に腰をかけ、琵琶湖の水で手を洗い、富士山から昇る太陽を懐に抱く夢を見て妊娠したと記しているが、中世の […]
2020年5月11日 / 最終更新日 : 2020年5月11日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(7) 7・日輪懐妊 産湯相承は「叡山ノ頂ニ腰ヲカケテ 近江ノ湖ノ水ヲ以テ 手ヲ洗テ 富士ノ山ヨリ 日輪ノ出給ヲ 奉レ懐思テ後ニ 月水留ルト云々」として、夢の舞台を叡山と琵琶湖と富士に置いて、日輪(太陽)を手にする夢を見て懐妊 […]
2020年5月9日 / 最終更新日 : 2020年5月9日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(6) 6 用語の意義Ⅰ(隠喩)・通夜 産湯相承を文面通りに読めば、鎌倉幕府の重役であった平姓の畠山家の娘の梅菊女が、3月24日 に清澄寺に通夜し(注1) 、三国の太夫に嫁すという物語と解されるが、保田本は通夜した年を「其ノ歳 […]
2020年5月8日 / 最終更新日 : 2020年5月8日 サイトスタッフ 宗学コラム 産湯相承物語(5) 5・遊女 産湯相承は日蓮大聖人のご誕生を伝える物語であることから、その母上についての記事は重要な意義を持つと思われる。しかし、保田本、日教本にあって御実名縁起にない記述として、梅菊女が「遊女」の如くなったとすることがあ […]