2020年6月20日 / 最終更新日 : 2020年6月20日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 14 【 報恩抄 】 日蓮大聖人が師僧・道善房死去の知らせを受けて報恩のために記述し、「清澄山 浄顕房・義城房の本へ」送った「報恩抄」(建治2年[1276]7月21日)でも、東密・台密に照準を合わせるように教理面を詳細に論じな […]
2020年6月19日 / 最終更新日 : 2020年6月19日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 13 【 聖密房御書 4 】 本文 問て云く、わ法師一人此悪言をはく如何。 答て云く、日蓮は此人人を難ずるにはあらず。但不審する計りなり。いかり(怒)おぼせば、さでをはしませ。外道の法門は一千年八百年、五天にはびこりて、輪王よ […]
2020年6月18日 / 最終更新日 : 2020年6月18日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 12 【 聖密房御書 3 】 本文 法華経には印・真言なけれども二乗作仏劫国名号・久遠実成と申すきぼ(規模)の事あり。大日経等には印・真言はあれども二乗作仏・久遠実成これなし。二乗作仏と印・真言とを並ぶるに天地の勝劣なり。 四 […]
2020年6月17日 / 最終更新日 : 2020年6月18日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 11 【 聖密房御書 2 】 本文 日蓮理のゆくところを不審して云く、善無畏三蔵の法華経と大日経とを理は同じく事は勝れたりと立つるは、天台大師の始めて立て給へる一念三千の理を、今大日経にとり入れて同じと自由に判ずる條、ゆるさる […]
2020年6月16日 / 最終更新日 : 2020年6月16日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 10 【 聖密房御書 】 清澄寺の聖密房に宛てた「聖密房御書」(文永11年[1274]5、6月頃)では、東密批判を展開しています。長文になりますが、全体を一読してみましょう。 本文 大日経をば善無畏・不空・金剛智等の義に云く […]
2020年6月15日 / 最終更新日 : 2020年6月15日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 9 【 報恩抄送文 】 報恩抄送文 建治2年(1276)7月26日 又此文は随分大事の大事どもをかきて候ぞ、詮なからん人人にきかせなばあしかりぬべく候。又設ひさなくとも、あまたになり候はばほかさま(外様)にもきこえ候なば、御 […]
2020年6月12日 / 最終更新日 : 2020年6月12日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 8 【 清澄寺大衆の信仰の内実・人物の構成 】 「清澄寺大衆中」では日本亡国の因である真言を弘めた者として、台密の円仁、東密の空海を名指しで批判しています。再掲となりますが要点をまとめます。 ・真言宗こそが法華経を破失する教 […]
2020年6月11日 / 最終更新日 : 2020年6月11日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 7 清澄寺大衆中 ④ 本文 法華経と申す御経は別の事も候はず。我は過去五百塵点劫より先の仏なり。又舎利弗等は未来に仏になるべしと。これを信ぜざらん者は無間地獄に堕つべし。我のみかう申すにはあらず。多宝仏も証明し、十方の諸仏も […]
2020年6月10日 / 最終更新日 : 2020年6月10日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 6 清澄寺大衆中 ③ 本文 其上、禅宗・浄土宗なんどと申すは又いうばかりなき僻見の者なり。此を申さば必ず日蓮が命と成るべしと存知せしかども、虚空蔵菩薩の御恩をほう(報)ぜんがために、建長五年四月二十八日、安房の国東条の郷清澄 […]
2020年6月9日 / 最終更新日 : 2020年6月9日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 5 清澄寺大衆中 ② 本文 日蓮が度々殺害せられんとし、並びに二度まで流罪せられ、頚を刎られんとせし事は別に世間の失に候はず。生身の虚空蔵菩薩より大智慧を給はりし事ありき。日本第一の智者となし給へと申せし事を不便とや思し食し […]