2020年6月29日 / 最終更新日 : 2020年6月29日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 20 5 以仁王の乱 はじめに平安末期の以仁王(もちひとおう)の乱における、源氏と比叡山の関係を概観しておきましょう。 源義光(寛徳2年・1045~大治2年・1127)は三井寺(園城寺)の新羅明神で元服し新羅三郎と称しましたが […]
2020年6月28日 / 最終更新日 : 2020年6月28日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 19 【 日蓮大聖人と平左衛門尉の対面、阿弥陀堂法印の祈雨 】 日蓮大聖人の御書にも、東密勢がいかに鎌倉に進出していたかをうかがえる記述があります。佐渡から鎌倉に戻った大聖人が平左衛門尉と対面した時のこと、また阿弥陀堂法印=加 […]
2020年6月25日 / 最終更新日 : 2020年6月25日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 18 4 東密の鎌倉進出 【 清澄山の一宇と鶴岡八幡宮寺 】 「安房国清澄寺縁起」(岩村義運氏 1930)が伝える 光仁(こうにん)天皇の宝亀(ほうき)二年(771)、一人の旅僧何地(いずこ)よりか飄然(ひょうぜん)として此の […]
2020年6月25日 / 最終更新日 : 2020年6月25日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 17 【 神国王御書と善無畏三蔵抄 】 「神国王御書」と「善無畏三蔵抄」も少年日蓮の修学環境を探るのに、参考になる書だといえるでしょう。 神国王御書 幼少の比(ころ)より随分に顕密二道並びに諸宗の一切の経を、或は人にならい、或 […]
2020年6月23日 / 最終更新日 : 2020年6月23日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 16 【 本尊問答抄 】 故郷の法兄・浄顕房に宛てた「本尊問答抄」(弘安元年[1278]9月)でも空海・円仁・円珍を批判し、題目・法本尊を教示するにあたって、やはり東密・台密批判を展開しています。 問ふ、今日本国中の天台・真言 […]
2020年6月22日 / 最終更新日 : 2020年6月22日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 15 【 光日房御書・建治2年3月 】 同じき四月八日に平左衛門尉に見参す。本よりご(期)せし事なれば、日本国のほろ(滅)びんを助けんがために、三度いさ(諌)めんに御用ひなくば、山林にまじ(交)わるべきよし存ぜしゆへに、同五月 […]
2020年6月20日 / 最終更新日 : 2020年6月20日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 14 【 報恩抄 】 日蓮大聖人が師僧・道善房死去の知らせを受けて報恩のために記述し、「清澄山 浄顕房・義城房の本へ」送った「報恩抄」(建治2年[1276]7月21日)でも、東密・台密に照準を合わせるように教理面を詳細に論じな […]
2020年6月19日 / 最終更新日 : 2020年6月19日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 13 【 聖密房御書 4 】 本文 問て云く、わ法師一人此悪言をはく如何。 答て云く、日蓮は此人人を難ずるにはあらず。但不審する計りなり。いかり(怒)おぼせば、さでをはしませ。外道の法門は一千年八百年、五天にはびこりて、輪王よ […]
2020年6月18日 / 最終更新日 : 2020年6月18日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 12 【 聖密房御書 3 】 本文 法華経には印・真言なけれども二乗作仏劫国名号・久遠実成と申すきぼ(規模)の事あり。大日経等には印・真言はあれども二乗作仏・久遠実成これなし。二乗作仏と印・真言とを並ぶるに天地の勝劣なり。 四 […]
2020年6月17日 / 最終更新日 : 2020年6月18日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 11 【 聖密房御書 2 】 本文 日蓮理のゆくところを不審して云く、善無畏三蔵の法華経と大日経とを理は同じく事は勝れたりと立つるは、天台大師の始めて立て給へる一念三千の理を、今大日経にとり入れて同じと自由に判ずる條、ゆるさる […]