2020年6月25日 / 最終更新日 : 2020年6月25日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 17 【 神国王御書と善無畏三蔵抄 】 「神国王御書」と「善無畏三蔵抄」も少年日蓮の修学環境を探るのに、参考になる書だといえるでしょう。 神国王御書 幼少の比(ころ)より随分に顕密二道並びに諸宗の一切の経を、或は人にならい、或 […]
2020年6月23日 / 最終更新日 : 2020年6月23日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 16 【 本尊問答抄 】 故郷の法兄・浄顕房に宛てた「本尊問答抄」(弘安元年[1278]9月)でも空海・円仁・円珍を批判し、題目・法本尊を教示するにあたって、やはり東密・台密批判を展開しています。 問ふ、今日本国中の天台・真言 […]
2020年6月22日 / 最終更新日 : 2020年6月22日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 15 【 光日房御書・建治2年3月 】 同じき四月八日に平左衛門尉に見参す。本よりご(期)せし事なれば、日本国のほろ(滅)びんを助けんがために、三度いさ(諌)めんに御用ひなくば、山林にまじ(交)わるべきよし存ぜしゆへに、同五月 […]
2020年6月20日 / 最終更新日 : 2020年6月20日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 14 【 報恩抄 】 日蓮大聖人が師僧・道善房死去の知らせを受けて報恩のために記述し、「清澄山 浄顕房・義城房の本へ」送った「報恩抄」(建治2年[1276]7月21日)でも、東密・台密に照準を合わせるように教理面を詳細に論じな […]
2020年6月19日 / 最終更新日 : 2020年6月19日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 13 【 聖密房御書 4 】 本文 問て云く、わ法師一人此悪言をはく如何。 答て云く、日蓮は此人人を難ずるにはあらず。但不審する計りなり。いかり(怒)おぼせば、さでをはしませ。外道の法門は一千年八百年、五天にはびこりて、輪王よ […]
2020年6月18日 / 最終更新日 : 2020年6月18日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 12 【 聖密房御書 3 】 本文 法華経には印・真言なけれども二乗作仏劫国名号・久遠実成と申すきぼ(規模)の事あり。大日経等には印・真言はあれども二乗作仏・久遠実成これなし。二乗作仏と印・真言とを並ぶるに天地の勝劣なり。 四 […]
2020年6月17日 / 最終更新日 : 2020年6月18日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 11 【 聖密房御書 2 】 本文 日蓮理のゆくところを不審して云く、善無畏三蔵の法華経と大日経とを理は同じく事は勝れたりと立つるは、天台大師の始めて立て給へる一念三千の理を、今大日経にとり入れて同じと自由に判ずる條、ゆるさる […]
2020年6月16日 / 最終更新日 : 2020年6月16日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 10 【 聖密房御書 】 清澄寺の聖密房に宛てた「聖密房御書」(文永11年[1274]5、6月頃)では、東密批判を展開しています。長文になりますが、全体を一読してみましょう。 本文 大日経をば善無畏・不空・金剛智等の義に云く […]
2020年6月15日 / 最終更新日 : 2020年6月15日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 9 【 報恩抄送文 】 報恩抄送文 建治2年(1276)7月26日 又此文は随分大事の大事どもをかきて候ぞ、詮なからん人人にきかせなばあしかりぬべく候。又設ひさなくとも、あまたになり候はばほかさま(外様)にもきこえ候なば、御 […]
2020年6月12日 / 最終更新日 : 2020年6月12日 サイトスタッフ 宗学コラム 安房国清澄寺に関する一考 8 【 清澄寺大衆の信仰の内実・人物の構成 】 「清澄寺大衆中」では日本亡国の因である真言を弘めた者として、台密の円仁、東密の空海を名指しで批判しています。再掲となりますが要点をまとめます。 ・真言宗こそが法華経を破失する教 […]