【投書】今の世相に思う(40) 高橋洋一氏の経済政策理論(5)

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投書者:ハーフソール

 ではこの純債務の約370兆円は日本経済にとってどれくらいの負担になるかであるが、その指標の一つになるのが対GDP比であるという。


GDPとは会社で言えば総売上高と言って良いであろう。つまり純粋な借金と売上高の比率と考えれば良いであろう。


 ざっくり言って近年の日本のGDPは500兆円程度である。この比率は世界的に見た場合、特別に高いわけではなく、たとえば英国では純債務がGDPの2.5倍になったことがあったが破綻していないという。


日本でいえば純債務が1250兆円になっても破綻しないということになる。


 そして政府は徴税権、すなわち税金を徴収する権限を持っていて、これは民間にはない権限であり、大きな資産だと言えるのだ。

参考文献 「日本経済の真相」高橋洋一著 中経出版