【投書】共戦の足跡 〜夕張炭労事件〜
投書者:DIDI
先日読んだ竹中労著、聞書庶民列伝 牧口常三郎とその時代の中に夕張炭坑の労組問題について詳しく書かれていました。当時、中心的に戦われていた竹原さんと、三戸部さんの生の声が載せられています。
創価学会夕張地区の拡大に炭労はさまざまな嫌がらせをし、労働協約を盾にとっての恫喝、組合を除名されれば失職。
昭和32年6月6日にそれに対抗して学会員150名が夕張市街をデモ行進をし、後に上京して本部に指導を受けると、「軽挙妄動だ」と叱られ、しゅんとなってしまった。
その時、黙って聞いていた池田先生が「いやここまで来たら突っ込むべきです。」と言われた。
北海道の夕張からはるばる指導を受けに来て、「軽挙妄動」と叱られただけで帰ったとすれば、彼らの心の中はどれほどの暗闇に覆われたでしょうか?
そこに、池田先生が共に戦い突っ込んでくれる、目の前が大きく開けたに違いありません。
7月2日に池田先生を迎えて1500名の大結集をして創価学会夕張大会を開き、行進をして炭労の事務所に討論しに行ったところ、事務所はもぬけの殻で誰も出て来なかったそうです。
会員の側に立ち、自らが盾になって道を開いてくださったのが池田先生でした。翌日の7月3日には大阪の選挙違反容疑で無実の罪で逮捕されています。
先生のこのような会員の側に立って行動されるお姿に法華経如来神力品の「日月の光明の よく諸々の幽冥を除くが如く 斯の人は世間に行じて能く衆生の闇を滅し…」との経文の言葉が私の心に浮かび続けます。
先生と共に、創価学会の末席にいた事を誇りとして、これからも頑張りたいと思います。