【投書】内さん外さん。

JIKATSU投書アイキャッチ

投書者:心は女子部

 もう、内さん、外さんという言葉、概念を卒業したい。


 この内さん外さんというのは、もちろん創価のメンバーであるか無いか、入会しているか否かを一言で表す言葉のことです。活動をする上で、自然に便利で使ってきた言葉。
でも、ちょっと待って。この言葉こそ、一凶なのではないか と最近考えるようになりました。この言葉こそが人々を分断しているのではないか、オーバーに言うと、敵か味方か という概念に、実は近いものがあるのではないでしょうか。内や外の枠を外せば、色眼鏡を外して周りを見渡せば、いたるところに先生の思想が溢れているのではないでしょうか。何が、創価の思想なのか、仏法なのか、考えることをないがしろにしてきたツケが、今の考えない集団を作ってしまったのではないでしょうか。(私は、何も考えることなしに打ち出しに行動する組織に最近なっていると危惧しています。)


 一人ひとりが山本伸一に。ひとりひとりが池田大作に。師はそう強く我々に託されました。そもそも先生が世界に向かって”広宣流布の旅路”を開かれた偉大な功績とは、民衆の中にある差異を飛び越えて、異なる文化・思想・宗教をもった人とも、心を開いた対話という戦いで、相互理解や調和・協同社会を、と行動されておられたのではなかったでしょうか。
私たちは、そんな大きな戦いからは程遠い、小さな世界・社会・家庭にあって、日々の生活に追われているのが現状でありますが、せめて、内や外というくくりを取り払い、内さんだから大切。内さんだから応援する。というような小さな概念を飛び越える時代を作らなければいけないのではないかと。それが、私の世界で私が山本伸一になる、ひとつの方法ではないかと考えています。


 世の中には同じ思想を持った人が宗教の枠を超えて、たくさんおられます。それこそ、外さんで尊敬に値する行動をされている人が、増えていると感じています。人間ブッダを通して教えていただいた、弱者に寄り添い支える心は、内さんだけに向けられるべきものではないはず。先生は「何よりも大切なのは勇気だ。」と教えてくださいました。


 ”自活”組織の中にあろうとなかろうと、先生に教わった、何を自分は体現していくのか。先生が何を語っておられたのか。それはひとそれぞれです。わたしはどう生きるのか。自活とは、信仰者として当然の在り方だなぁ と、説得力のある言葉だと思います。


 さて、まずは、内や外の垣根を取り除いて、小さな私の広宣流布の戦いを。自分で求め・自分の頭で考え・勇気をもって行動する。その手始めに、池田大作とは?私は先生の○○○○を体現しよう。この○○○○探しからはじめようと、思います。