今の世相に思う(30) 接待問題にみる長期自公政権の傲りと腐敗(3)
ではどのような経済政策を用いればよいであろうか。
まず優れた経済の専門家を探し出しその意見を聞くことだと思う。その候補の一人として元大蔵省官僚の高橋洋一氏を挙げたいと思う。
同氏はその著書『消費税「増税」はいらない」講談社』でこう述べている。
『一番バッターの「デフレ脱却で」経済が好転し、税の自然増収で増税をしなくて済むなら、これがベスト。
次に話題になった「埋蔵金」などの政府資産の中で、使える隠し資産があれば出し、売れるものがあれば売って財政の穴埋めに回す。そのうえで、歳出カットを徹底的に行う。
地方が値を上げ、これならまだ増税がましだというところまで徹底するのだ。
四番目は制度改革。地方分権を視野に入れながら、公務員制度の改革など無駄や非合理は排除してスリム化する。それでもダメなら、初めて増税。
これが私の基本的な考え方である。』
消費税「増税」はいらない(講談社) p.77~78
私も基本的に賛成である。