【投書】今の世相に思う(16) 仏法の縁起思想について(1)
投書者:ハーフソール
この縁起の思想について池田先生は、
『「縁起の理法」とは、一口にいえば「縁によって生ずる」、ということで森羅万象ー仏法ではこれを、森羅三千とも諸法とも万法ともいうわけだがーはことごとく何かの機縁によって生じ、滅している。
それが万物の、またおよそ存在するものの、本源的な特質といえよう。
したがってそこには、なんらかの関係性があり、それ独自で独立して存在するというものもなければ、それ自体で、固定的に不変的に連続していくものもない。
どこまでも、万物は、それ自体では独自的には存在しないのであり、なんらかの「他のもの」に依って存在しているし、また、なにかの「縁」に依って生じているのである。
だから「他のもの」とか、また、その「機縁」がなければ、万物の存在はありえない。関係性の原理ですね。」
池田大作全集12 P102
と言われている。