【投書】心して政治を監視せよ!との、戸田先生の遺訓に思う。

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投書者:カナリア

明日2月11日は創価学会二代会長、戸田先生のお誕生日である(1900年2月11日生誕)。この世から「悲惨」の二字をなくすために、宗教革命に命を賭された戸田先生。そして、民衆の為に戦う、真の政治家の登場を願って、創価学会から政界への人材輩出を試みた。そして晩年、「青年は心して政治を監視せよ!」との、お言葉を残されている。

この事について、かつて池田先生は、以下のようにご指導されている。

戸田先生は、権力の恐ろしさを知り抜いておられた。だからこそ「青年は心して政治を監視せよ」と訴えられたのです。(中略)大勢や雰囲気に流される日本人の気質は、なかなか変わらない。周りが右を向けば、右を向く。左を向けば、左を向く。
こうした風潮は、全体主義がはびこる温床となる。トインビー博士は、私に語られました。「ファシズムに対する最善の防御とは、社会正義を最大限可能なかぎり確立することです」
御書と青年 立正安国の旗
創価学会の会員諸氏は「心して政治を監視せよ!」を、どう受け止めているのだろうか?

公明党が自民党と連立政権を組んでより20年余。第二次安倍政権が成立してからの過去10年を振り返ってみると、2013年特定秘密法、2015年集団的自衛権、2017年共謀罪、2022年敵基地攻撃、防衛費倍増と、結果として着実に、戦争の準備が進んでいるように見える。

戦争経験者が徐々に居なくなり、権力が暴走し、戦争への雰囲気が社会の潮流にならんとする時、体を張ってその流れを阻む勢力、それが公明党の存在意義だと私は思ってきた。

社会の動きを健全な方向に導く、有意な存在になすべく、会員を指導・育成されてきたのが池田先生ではなかったのか?

内閣の一角を占める公明党は、上記法案にことごとく賛成してきてしまった。国家権力と最後まで戦い、獄死された初代牧口先生。そして戸田先生の嘆き、悲しみは如何ばかりかと、心を痛めるばかりである。

学会員に対し、巷間言われていることがある。「学会の方は選挙には熱心だが、政治には無関心ですね」と・・。何と恥ずかしい評価であろうか?

「公明党を応援することが、政治を良くすることにつながるんだ!」こう思うのは自由であり、また健気な心意気とも言えよう。しかし、政治は「結果責任」なのである。

結果として三代会長の顔に泥を塗り、市井の民のためにならない現実を招けば、それは「悪」なのである。「私は組織を信じて、打ち出されたことをやっただけです」と主張したとしても、それは言い訳にはならない。道理としてその行為は、権力の「共犯者」となってしまうことを意味する。政治を監視するとは、「権力」を監視する事なのである。

【投書】心して政治を監視せよ!との、戸田先生の遺訓に思う。” に対して1件のコメントがあります。

  1. いっこく堂 より:

    三代の会長より、それこそ数知れない程の、たくさんのご指導を受けてきたはずの学会員が、悪政や、権力の横暴に抗う心を持っていない現実にショックを受けます。人類の希望だったはずの創価学会はどこへ行ってしまったのか。
    今や数少ない真の池田門下生が、一人一人、灯台になる他はない。

    1. 竹内信明 より:

      同感です。正に 師弟不二の時代がきました。自分と池田大作 自分と日蓮。その間は
      要らないと思います。先生の指導や海外での要人との対話をみても 必ず先生はいわれます。わたくしの恩師戸田先生は…etc
      自分も友人と対話する時 わたくしの恩師池田先生は…と言えるように生きていきます。

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