【投書】投票行動で示すしか、わからない!?
投書者:カナリア
昨年7月の参院選が終わって、衆院解散時を除き、国政選挙の無い「黄金の3年」が喧伝された。自公政権にとって「国民の審判」を受けないで済む3年間は、「やりたい放題」だと。
しかし、そうは問屋が卸さない・・来たる4月、全国で統一地方選挙が予定されている。従来、国政と地方政治は、分けて考えなければならないとされてきたが、今回はそうはいかない。自公政権の「悪政」に対し、統一選を通じて「鉄槌」を下さなければならないと思う。
特に公明党。私には知り合いの公明党の県会議員や市会議員が何人か居る。皆それぞれに「好人物」だと思ってきた。しかし「原発回帰」「敵地攻撃」「軍事費倍増」に大きく舵を切った「岸田政権」に、これ以上追従するだけなら、「決別」の意志表示をしなければなるまい。そもそも「チーム3,000」を標榜してきた公明党にとって、自由闊達な「党内議論」は必須ともいうべきものだ。にもかかわらず、自公政権が「最後の一線」を踏み外そうとしているのに、それを制止する声を上げない「ボンクラ議員」など必要ないのである。
「信なくば立たず!」。厳しく言うなら、自分の生活の為に「信念」を曲げ、「党組織」に隷従するしかない「政治屋たち」に存在する理由などないのである。
今年の統一地方選の前哨戦として昨年の12月11日に行われた茨城県議選。この結果に、「民の怒り」が込められていると思うのは私だけだろうか?
この選挙で自民現職は10人が落選。公明党は前回同様4人当選と、議席数は変わらなかったが、県庁所在地を含む【水戸市・城里町】の選挙区で、現職の得票数は4年前の16117票⇒今回、12610票。「▼3507票」で得票数は22%もの大幅減となった。
そして同じく県北の【日立市】選挙区で立候補した現職は4年前、13305票⇒今回、11737票。「▼1568票」と12%の減少となっている。前兆としての「現証」は歴然なのである。
F取りをする活動家の高齢化と、その人数の減少。公明党の無責任・二枚舌の政治姿勢に疑問を持ち、頼まれても票を投じなくなったFさん達。今後もこの傾向は、変わるまい。否、その勢いは強くなっていくに違いない。
明2024年、公明党は結党60周年(還暦)を迎える。立党の精神を忘れ、権力を目的化(迎合)する滅びの道を歩むのか?はたまた、本年11月の支援団体会長原田稔氏の退任を契機に、原点復帰の「再生の道」を歩もうとするのか?
公明党は、取り返しのつかない分岐点に差し掛かっている。
一縷の期待をもって見守りたい。