【投書】僭聖増上慢は今どこに?

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投書者:カナリア

婦人部(女性部)でもある遠方の兄嫁とお話しする機会があった。彼女は興味深い事を言った。

「僭聖増上慢は31年前の日顕で最後だと思っていた」と。

毎日たくさんお題目をあげる、唱題第一の義姉にして、この認識である。

かつて戸田先生は「大聖人様ご在世時代の、良寛などの邪宗の僧が、いずれ日蓮正宗の中から出てくる」と言われていた。仏法広宣の中枢に、中枢に、「僭聖増上慢」は出現する。

31年前の当時、日蓮正宗の法主が、広宣流布を阻む「悪鬼入其身」の存在と顕れるなど、大多数の学会員は思いもしなかっただろう。

この歴史的な困難を池田先生のもと、ようやく乗り越えてきた学会員にとって、これが「最後の僭聖増上慢」であって欲しいと思うのもよくわかる。

一方、存外多くの学会員は、いつの日か、学会内にそうした存在が現れる事を、原理としては予期している。しかし、現時点で、すでに現れているとは到底思っていない。池田先生のご存命中に、そんな事態は起こるはずがないと、タカを括っているのだ。

ここに、今回の「僭聖増上慢」を見破る難しさがある。まさに見分けのつかない、その正体が、僭上増上慢の特徴であり、難敵たる所以なのである。

機関紙で、表面上どんなに池田先生を宣揚しようが、誤魔化されてはいけない。現在の「原田組織主義学会」の実態は、池田先生の目指された「創価学会」とは対極のものとなってしまっているのだ。


心ある同志諸氏がこの事実にいつ気付き、どこまで検証出来るのか?

祈るばかりである。