摩訶・私感「伝えたい教学論文」
投稿者:鬼滅の言
この「菩薩」が、人間存在の最高の発展段階であり、同時に出発点でもある。人間と動物とを区別する自我意識は、この段階にまで深められ、高められていかなければならない。(中略)こうした内面的な意味で、人間はもう一度、いわば進化を経験する必要がある。
「法華経にみる人間の生き方」(仏教大学講座 講義集八 陣内由晴氏)
私が学生部の時代に読んだ教学論文です。
この論文を読んだ時、私は本当に感動しました。
人間の内面的進化の指標が十界論の中にある!
十界論を内面的進化の指標として捉えている!
仏法は壮大なビジョンを描いているではないか!
仏法は人類の生命変革の指標を指し示しているではないか!
仏法は全人類の宿命の転換を目指しているではないか!
私たちの組織活動が、何故、このようなテーマを掲げないのか!
「21世紀は生命の世紀」と池田先生は指導されました。
人類は内面的進化を始めなければならないのです。
そのための十界論です!
私はそう思うのです。