【投書】今の世相に思う(44) 高橋洋一氏の経済政策理論(8)
投書者:ハーフソール
ではもう少し政府資産の内容について述べておきたい。
貸付金は154兆円あると書いたが最も大きい政府資産は有形固定資産で184兆円ある。
公共用財産は144兆円、運用寄託金は121兆円、有価証券91兆円、出資金58兆円があり、現金・預金も18兆円ある。(金額は平成21年度のもので高橋洋一氏の試算による)
政府は巨額の資産を有している。普通の感覚から言えば多額の借金があるのだから、資産を売却して借金の返済に回すべきだが先述したような理由で財務省は動こうとしないばかりかこの事実を隠そうとしているようだ。
財務省は官僚の中の官僚と言われているように極めて強い力を持っているのである。
参考文献「日本経済の真相」 高橋洋一著 中経出版