【投書】今の世相に思う(31) 接待問題にみる長期自公政権の傲りと腐敗(4)

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投書者:ハーフソール

 これらの政策を高橋洋一氏の主張を参考にもう少し考えてみたい。

まずデフレ脱却の方法であるがこれにはGDPギャップを考えなければならないという。つまり総需要と総需給の差額のことである。

 たとえば1個100円のリンゴを100個作ったが、90個しか売れない場合のことを考えてみよう。

リンゴの生産者、すなわち供給者側は10000円分を供給したわけだが購買者側、つまり需要者側は9000円分しか買わなかった。

1000円分供給が需要を上回ったということだ。

1000円分のGDPギャップが発生したということである。

 単純に考えるとどうなるかというと、リンゴの生産者は売れないものだから、今度は値段を下げてみようかという気になり、値段は下がっていくわけである。

値段が下がっていくわけであるから、売り上げも下がり経営が苦しくなって従業員も減らし人件費を下げようとするわけである。

これがいわゆるデフレスパイラルと言われるものであろう。

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