【投書】今の世相に思う(13) 人類と核兵器 仏法の”依正不二”思想について

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投書者:ハーフソール

 話を戻そう。

核兵器を開発したことで人類は全く違う局面に入ったと言える。即ち人類という種そのもの、地球という環境そのものの命運を握ったと言ってよいであろう。

 仏法には依正不二という概念がある。依とは依報のことで客体を意味し、正とは正報のことで自己主体を意味する。

 この依報と正報が二而不二(二にして而も二ならず)の関係であり、相互に深く関連し合っているということである。

 人間を正報とすれば、それ以外の環境は依報であり、人間とその環境は深く関連し合っているということになる。