【投書】今の世相に思う(9)戸田先生の”原水爆禁止宣言”の精神は今も学会に連綿と受け継がれているのか

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投書者:ハーフソール

 2020年現在、世界で核兵器は1万3千基以上ある(RECNA 長崎大学核兵器廃絶研究センター)と言われ、優に全人類を殺害できる力を持っている。

我々は知らず知らずのうちに、火薬庫の中に住んでいるといっても過言ではないのである。

 20世紀物理学の巨匠アルバート・アインシュタイン氏は

「第三次世界大戦がどのような戦いになるのかなんて、私にはわからない。しかし第四次世界大戦ならわかる。石と棒で戦うだろう」

勇気の言葉 ハルキ文庫

と述べている。

 もし人類が今本気で戦争などすれば、文明そのものを破壊し更にそれは人類という種の破滅をも意味するといえる。

戸田先生は昭和32年9月8日、横浜三ツ沢競技場において5万人の学会員の前で

「たとえある国が原子爆弾を用いて世界を征服しようとも、その民族それを使用したものは悪魔であり魔物であるという思想を全世界に広めることこそ、前日本青年男女の使命であると信ずるものであります」

革命の大河 P165

と叫ばれている。

創価学会(以下学会という)はこの戸田先生の叫びを絶対に忘れてはならないし、このことを1歩ずつでも現実化するよう努力すべきであろう。

その具体的な方途として、学会は公明党を支援しているのだから支援団体として、同党にこの核兵器廃絶のために具体的に動くことを強力に要請すべきではなかろうか。

すでに要請しているのなら良いのだがどうもその情報が流れてこない。学会は真剣にこのことを考える時期に来ているのではなかろうか。