関東在住 S・S

 自活をするに至り、最近、改めて、信心のすごさ、御本尊様の凄さを実感しております!
 やはり歓喜して戦いを起こせば功徳がとまらないんです!

 約4年前、私は組織処分を受けた身です
  そして、それと同時に職を追われました
 
 男子部時代、広宣部員として法華講や顕正会とやりあう機会が他の男子部よりも比較的多くあり、 
わからないことや困ったことがあると先輩にぶつかっていくのですが、納得のいく答えがいつも得られず、
その延長線上で横に広宣部関係の交友関係が広がっていきました。

 学会で出会った地元の同志も、もちろん大切です。それと同じく、
広宣部関係で出会った全国の仲間も私にとっては、中々わかってもらえない苦しみも、
わかってもらえる本当にありがたい友人でしたし、公私にわたり本当にお世話になりました。
 
 そして、平成26年に除名者の仲間で未だに付き合いがある。
 幹部指導も聞き入れなかったと役職解任などの処分を受けました。
 そして、職場に、学会幹部と付き合いのある人間がおり、信頼を無くす行為をしたと
職も追われました。

 でも、私が先生に教えて頂いた、一番大切にしていたものは
「友人を大切にする」この一点でした。

 沢山悩みました。
 処分が下される前に、要求されたことは、 
 指導したと言いますが、「友人の情報を寄こせ」というものでした。

 生活の糧を取り上げられる恐ろしさは、当事者にならないと
本当にわからないと思います。
 職場と生活、共に汗する同僚と家族への安心。

 勇気をもって踏み出せない方を
私は気持ちがわかる分責めることはできません。
 
 私も会社に残れればと、ひたすらに頭を下げて謝りましたが、幹部が要求する証拠を
出さなければ信用しないと言われ、
友人のことを洗いざらい話せば楽になると何度も思いましたが、
私は「言いたくありません」とお断りして処分を受け入れました。
 「友人を大切にする。」
 先生に教えて頂いたことです。 

 帰宅して、「本当にごめん、でも友達を売るようなことを僕にはできなかった」と妻に泣きながら謝りました。
 妻は「ご飯さえ食べさせてくれれば良い。パパの信念は一切曲げなくても良い」と許してくれました。
 私が妻に約束したことは、3年で処分を受け解雇になった今以上の環境を必ず勝ち取るということでした。
 
 職場を追われた私ですが、同じ業界への就職は、同僚や先輩社員が私のことを会社に残れるようにと
必死に護ってくれたのを実感していたので、商売敵になるようなことはしたくないし、
むしろ自分を解雇した職場であっても、応援したいと思いやめました。

 年齢も40になろうとしていましたが、新しい仕事を覚えようと決意し、
会社を経営している地元の先輩に連絡をし、私から
「新しい仕事を覚えたいので雇ってください」とお願いをしました。
先輩は快く引き受けてくださり新たな仕事につきました。

 心機一転、年のいった新入社員として仕事を始めましたが、同時期に入社した、
私と同じ建設業界出身の先輩社員がいました。
 小さな会社でもあったので少しでも足しになればと新規の事業で、
その先輩社員を中心に共にリフォームのお仕事を広告のお仕事の合間にするようになりました。
 仕事が軌道に乗り忙しくなって、稼がなければならない私も、気がついてみれば
職人として2年を過ごし、更なるスキルアップと収入のアップ。

また、3年で処分された退職時を上回る環境を必ず勝ち取ると妻との約束を果たすべく、
資格試験にも積極的にチャレンジし、関連資格を10種取得し、現在ではその資格を生かして
再生可能エネルギーの関連設備の保守点検を業務として、ステップアップし、解雇から3年で、
13年勤めて退職した当時の年収に追いつき、それどころか、土日出勤、盆暮れ正月に出勤が
当たり前の当時とは違い、現在は土日休み、更には季節ごとの長期休暇、しかも、年間休日も当時に比べ、
現在は年間30日も増え、家族と過ごす時間が格段に増し、週末には家族で小旅行に出かけられるようになりました。

 また、遠出が好きな私としては嬉しいことに、月に1・2度、北は北海道から南は九州まで出張があり、
ご当地のおいしい食事に、ありつけるのも一つの楽しみです。 おかげさまでガッチリ増量しました。
 更に、先日も、社員旅行でハワイに1週間連れて行って頂き、人生初の海外旅行を経験することができました。
 スキューバーダイビングやシュノーケリングなど20代の頃には、やりたくても、興味は無いと強がって、
あきらめていた体験を今、沢山させて頂いています。
 違う道に進んだことで、新しく、手に職をつけ、生きていく為の術を4年前より格段に拡げることができ、
何より、一番嬉しいのは、妻や子供が本当に喜んでくれて、
共に大勝利と御本尊様の偉大さ、信心の凄さを実感していることです。
  
 個人的な観点かもしれませんが、私は、妻に約束した、組織処分を受けた退職時よりも、
断然良い環境を勝ち取るという約束を果たすことができたと確信いたします。

 幾多の苦難を乗り越える中で学んだことは、頑張って出来ることは頑張ってやればいい。
頑張ってもどうにもならないことが山のようにある。
その頑張ってもどうにもならないことを勝ち取るところに信仰の醍醐味があり。 
 そして、最高の人生を歩む鍵が必ずある、その鍵は「心こそ大切なれ」と確信します。
 
 池田先生は
自らの力で時代の激流の中へ、人間群の奔流の中へ飛び込み、抜き手を切って、
立派に泳ぎ切っていく。その激しき「行動」の中で「人格」は練られる。
剣豪も、「他流試合」「武者修行」で鍛えた。内にこもっていては、人物は打ち上がらない。
「自分をつくる」のは結局、「自分」である。その「自分」とは、せんじ詰めれば「一念」である。
「一念」とは、具体的には「祈り」に集約される。(1989年7月27日)
 と教えてくださってます。
 正直、私は、職を追われる1年程前からのこの5年間が、一番、先生を身近に、
肌で感じることができて、御本尊様の偉大さを感じ、信仰のすばらしさを実感しております。

 もちろんお題目も、この5年間が生涯で一番あがっており、毎年100万遍は必ずあげています。
男子部現役時代には唱題表を塗ることが戦いになってました。
 今は、祈れています。
 必ず祈りは叶う。いや叶える!
 他に寄りかかるのではなく、自らの無限の可能性を信じ、自立した信仰者として道を拓くことこそ、
池田先生に教えて頂いた、本当の信仰だと思います。 
 更にまた、師匠に教えて頂いた「希望」と「勇気」をどんな時も忘れずにもっともっと良くなって、
心ある全国、世界の心ある友人と共に、自活の連帯を拡大して参ります!

以上