【投書】【指導の学び直し】「師恩」を忘れない弟子 ~日興上人の決断に学ぶ~

JIKATSU投書アイキャッチ

投書者:虹さん


【引用元:参考指導】
池田大作全集 第99巻 436ページ~
全国最高協議会 一人の行動から平和の波を!

「師の仰(おお)せ通り」に邪義を破折

一、日蓮大聖人が御入滅された後、6人の高弟のうち、日興上人を除く五老僧は、ことごとく師の教えに違背した。
身延の地頭であった波木井実長(はきいさねなが)も、五老僧の一人である日向(にこう)にたぶらかされて、神社への参詣や念仏への供養など、数々の謗法を犯すようになった。
日興上人は、身延離山への心境を綴った「原殿(はらどの)御返事」のなかで、日向の邪義を厳しく破折しておられる。
そして、釈迦仏像の造立を行おうとする実長の誤りを指摘したことに触れ、こう仰せである。
「このことは、大聖人の御弟子として、その後を継がせていただいている立場から申し上げているのである。これを誉れある行為だったと自負していることは、大聖人が我が身に入り替わっておられるのであろう」(編年体御書1733ページ、趣意)
「かりそめにも、へつらい曲げることなく、ただ経文の通り、大聖人が仰せられた通りに、違背の弟子を諫めることができたものだと、自らを誉めてこそいるのである」(同ページ、通解)
大聖人の弟子である以上、大聖人の仰せの通りに実践する。それが弟子の誇りであると述べておられるのである。
また、日向の邪義を破折することについて、こう仰せである。
「ともに同じ修行をしてきた者だからといって、遠慮して、どうして大聖人の正義を隠してよいであろうか」(同1734ページ、通解)
ともに修行してきた者であっても、決して遠慮してはならない。断じて正義を言い切っていかねばならない ── 正法正義のため、広宣流布のため、日興上人は、どこまでも厳格であられた。
ともあれ、「心こそ大切」(御書1192ページ)である。
どこまでも、「広宣流布のため」「学会のため」「同志のため」「後輩のため」、そして「青年のため」 ── この心を燃え上がらせながら、学会の万年の発展の道を開いていただきたい。

引用終わり
=============================

創価学会で師弟を叫ぶ幹部は多い。
原田会長然り、執行部然り…
しかし、その言葉から、あふれ出る熱き師恩を感じたことはない。

信仰者として師と弟子をつなぐのは、「師恩」であり、これを失うことこそが最大の危機ではないでしょうか。

師匠への感謝と敬愛。
私は、師の遺された言葉までもが、一文字一文字血の通った生命と受け止めて指導を大切にしています。
指導に誠実に。それは先生に誠実な生き方と感じています。

池田先生から学んだ希望を生み出す人生哲学。
私たちの胸に灯る信仰の炎に、先生の題目と智慧が注がれているからこそ、どんな苦難が起きても消えることがないと思います。

ここで、日蓮大聖人の高弟、日興上人の「師恩に生きた決断」を学びたい。

大聖人が御入滅された後、六人の高弟のうち、日興上人を除く五老僧は世間の名誉や権力に迎合し、師匠の言葉に背きました。
その中で、身延の地頭波木井実長も、五老僧の一人である日向に惑わされ、神社参詣や念仏供養など、謗法に堕ちてしまったのです。

この激動の中で日興上人は、「師の仰せ通り」に生きることを命がけで貫きました。

「ともに修行してきた者であっても、遠慮して大聖人の正義を隠してよいはずがない」(編年体御書1734ページ)と断言し、真実の正義を叫び続けたのです。

その姿勢は、ただの義務感や形式ではありません。
師匠の魂に己の魂を重ね、どんな孤立や批判にも屈せず、弟子の道を歩みぬく勇気と決断の表れでした。

現代の私たちは、この日興上人の決断から学び取らなければなりません。
権力や組織の空気に流され、迎合することがいかに恐ろしい結果をもたらすか。

後悔は命に刻まれる。
悔いて終わる人生ほど恐ろしいものはないと思います。

師恩を忘れ、師匠の指導や教義から目をそらすことが、信仰の崩壊に繋がるという歴史の教訓を目の当たりにしています。
今こそ、原田会長を中心とした学会活動の結果を厳しく点検すべきです。

私たちは池田先生の弟子として、どんなに困難な時でも「師恩」の炎を消さず、日興上人のように「師の仰せ通り」に生き抜く決断を目指したい。
信仰は、誰かに頼るだけのものではないと知っているからです。

自らの胸に師匠の魂を感じ、正法を守る決断と行動が必要なのです
組織の規模や社会の圧力に屈して迎合すると、生命力が削られてゆきます。

昨日まで、共に語り合った同志にこそ、勇気を出し厳しく語る。
再折伏を決断し、正義を言い切っていかねばならない!
この痛みを誇りにし「これでいいんだ」と前へ歩む。

日興上人の決断を智慧とし、師恩を胸に生きる時、
自分が時代を切り拓く使命を背負っていると感じます。

池田先生が示された希望の哲学を受け継ぎ、どんな苦難も乗り越え、信仰の炎を絶やさず燃やし続ける!
「師恩」を忘れない信仰者こそ、真の強さと智慧を持つ未来の弟子です。

JIKATSUに集う一人ひとりが真実の弟子。
未来は、私たちの師恩に生きる決断によって切り開かれると信じています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA