【投書】体曲がれば影ななめなり

投書者:負け魂(まけだま)三四郎
近年より近日に至るまで、国内では数々の驚くべき事件や事故が起こり、人々を不安に陥れています。被害に遭われた方々やそのご家族の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
大謗法の教学要綱が発刊された以降の出来事の中で、私見ですが大謗法の現証と捉えられるものについて振り返りたいと思います。教学要綱が発刊された令和5年11月18日を起点とさせていただきます。
<令和6年1月>
元旦に能登半島大地震ー牧口先生の出生地の新潟県、戸田先生の出生地の石川県が大災害。
池田先生のお誕生日である2日に、池田先生の故郷、東京都大田区にある羽田空港で航空機と海上保安庁の飛行機が衝突し炎上。
<令和6年10月・11月・12月>
10月27日施行の衆議院総選挙で、公明党大敗。常勝関西の砦・大阪が全敗。党代表が落選。
9日後の11月5日、関西池田記念大講堂の建設現場で、大型くい打ち機の重機が横転。電線を巻き込み、電柱が倒れ、バイク通行中の男性が横転しけがをした。隣の藤田美術館の屋根の一部が壊された。周辺では一時、停電も発生した。
大晦日の12月31日、スカイツリーのおひざ元、ストコドッコイ発言の墨田区で大火災。
<令和7年1月>
26日施行の茨木市議選で、公明党候補が28票差で落選。常勝関西の終焉か。
28日、埼玉県八潮市で道路大陥没事故。
30日には公明党福岡県選出の参議院議員の公設秘書が、道路交通法違反で現行犯逮捕され、その際に免許停止中であることがわかり、無免許運転が発覚した。
<令和7年3月>
24日、前明石市長が、7月の参議院選挙に兵庫選挙区から出馬表明。
<令和7年5月>
1日に大阪市西成区で、東京から来た男が、小学生をひき殺そうとして、下校中の小学生7人を車ではねた。この事件で、7人が重軽傷を負った。
5日には神奈川県横須賀市の繁華街で、酒気帯び運転の車が暴走。路線バスを含む車9台が絡む事故で、8人がけが。あわや大惨事。
8日には東京都立川市の小学校に、男2人が侵入し、窓ガラスなどを割るなどの暴行をし、教職員5人がけが。
14日には愛知県犬山市の池に、航空自衛隊の練習機が墜落した。市街地に墜落していたら空前の大惨事だった。
閲覧していただいている皆様、何かお気づきでしょうか?。そうです、本年に入ってからの上記の出来事は、本年7月の参議院選挙での公明党候補者が選挙区で立候補する都府県です。大聖人様は「諸経と法華経と難易の事」の中で以下のように仰せです。
『仏法ようやく顛倒しければ、世間も又濁乱せり。仏法は体のごとし、世間は影の如し。体曲がれば影ななめなり』(全集p992)
と仰せです。
池田先生は、法華経の智慧 方便品第二のご指導の中で次のようにご指導されています。
『「立正安国論」で大聖人は、思想・宗教の乱れは、必ず国土・社会に反映するであろう、と。思想・宗教の乱れとは、「諸法の実相」を見られない智慧の乱れであり、ひいては生命の乱れです。依正不二が実相であるゆえに、その「正報」の乱れが「依報」である社会・国土にも不調和を起こすのです。』
教学要綱を発刊した執行部は、まさに先生がおっしゃっておられる「諸法の実相を見られない智慧の乱れであり、ひいては生命の乱れ」の姿であることは、疑いのない事実でありましょう。その姿が、依正不二が実相であるゆえに、その「正報」の乱れが「依報」である社会・国土にも不調和を起こさせているといっても過言ではないでしょう。
大聖人様は、「乙御前御消息」の中で、以下のように仰せです。
『一つ船に乗りぬれば、船頭のはかりごと拙(わる)ければ、一同に船中の諸人損じ、・・・日本国には、かしこき人人はあるらめども、大将のはかり事つたなければ、かひなし』
けなげな会員の皆様が、悲しい気持ちにならないように、現執行部は責任ある指揮をとられることを望むのは私一人ではないと思います。