【投書】嫌われる理由と民主主義

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投書者:カナリア


女房殿の信頼する婦人部の方のお話から。彼女には3人の息子さんがおり、いずれも所帯持ち。3人の嫁さんは全員「学会嫌い」とのこと。30代~40代で学会嫌いという事は、親御さんの影響大か。その2大要因は「新聞購読のお願い」と「選挙の依頼」。通常、人はお願いされたことを、お断りするのは嫌なもの。宗教団体の機関紙を月2,000円で取るのはさすがにイヤ。だからきちんとお断りする。しかし「選挙のお願い」は人間関係を考えて、体よく「わかったわ」と応える。でも実際はとても不愉快。あなたに指図はされたくない・・。

他方、民主主義の観点から考えると、例えば東京都議選。関西の友人が突然訪ねてきて「新宿区は〇〇さん」「中野区は〇〇さん」をお願いね!などと支援活動するのはいかにもおかしい。東京都議選といっても、地方議会選挙に違いはないはず。東京の政治状況を知りもしないのに、他県の人が介入するのは、民主主義を破壊する事にもならないかしら。

そんな公明支持者に、「あなた、神宮外苑の木を伐採する、小池都政をどう思うの?」などと質問しても、何ら明瞭な答えは返ってこない。現地の事がわからないなら、国政の問題として「殺傷能力のある武器の輸出を公明党は認めているいるけど、あなたはどう思うの?」と尋ねても、「私、難しいことはわからないの」などと言葉を濁す。こんな状態で誰かを支援するなど、恥を晒すだけではないのか?

公明支援者は内心「政治や政策のことはわからないけど、公明支援すれば功徳があるんだし、投票してくれなくても、自分の使命は果たしたことになるからそれでいいの」などと思っているのではないのか?

政治活動に功徳などありません。そもそも「悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり」(御義口伝P762)と御書にあるのです。
かつては、お題目を唱え、聞法下種につながったからこそ功徳が生じたのです。師敵対の原田執行部の下知に従い、自民党の悪政に加担、権力に迎合する今の公明党への支援活動に、功徳などあるわけがありません。

ましてや、「自分の使命を果たせばそれでいいの」などと思っているとしたら、それは自己満足そのものであり、政治を悪くしているという自覚を持てない、無責任の極みの姿なのです。「組織で打ち出されたから、今まで通り支援するわ」などという愚かな行動は慎むべきだと私は思う。そのような惰性の支援は、広宣流布を遅らせることはあっても、決して進めることにはならない。要は「法を下げる行為」だということを知って欲しいのだ。

草創期はともかく、人に嫌われる「広宣流布運動」など、今はあってはならないと切に思う。

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