2024年 9月度オンライン自活座談会終了報告
企画コーナーでは、イギリスの作家ジョージ・オーウェルの「動物農場」を題材に、物語のシーンごとに未来部が想像力豊かな絵を描きあげ、青年部のナレーションで紙芝居にまとめ発表してくれました。未来部たちが一生懸命描いた絵はどれも素晴らしい力作ばかりでとても感動しました!
動物たちが人間の支配から解放されるために革命を起こし、”全ての動物は平等に”との理想を掲げ、動物自らが経営する「動物農場」をつくりました。しかし、権力を手にした豚たちによって、他の動物たちは恐怖と巧みな洗脳により再び支配されるようになっていく…。
この物語は、1991年に池田先生がスピーチの中で引用され、「民衆の率直な疑問や希望を権威で抑えつけ、納得も信頼も与えようとしない人々。そうした存在と戦いぬかれたのが、大聖人の御生涯であられた。門下の私どもが同様に、正義を訴えるのは当然である。横暴な権威・権力と一生涯、戦ってこそ、真の「民主的人間」となる。」(1991.2.14)とご指導されています。
人間誰しもが持つ”支配欲””権力欲”などの欲望を、いかにして”利他的欲望”に転換していくのか。今まさに、自活信仰を貫く私たちの生き方が問われているのだと思いました。
続いて、原田学会より”スラップ訴訟”を起こされた壮年部の方から裁判の報告がありました。昨年、壮年部の方が聖教新聞記事の一部をSNSで転載引用し、学会に批判的な投稿をしたことに対し、学会から聖教記事の「著作権侵害」を理由に400万円もの賠償請求をする訴訟を提訴されました。学会組織が一個人に対し、学会批判の言論を封じるために起こしたいわゆる”スラップ訴訟”ですが、先日一審判決が下り、
1、原告(学会)の請求をいずれも棄却する。
2、訴訟費用は原告(学会)の負担とする。
と、学会の請求が全て棄却され、壮年部の方の完全勝訴となる判決が下りました。
奇しくも同日、袴田事件が冤罪無罪判決となり、「真実勝利の日」となりました。
原田学会は、SNSに投稿された学会に対する批判的な文章、内容を名誉毀損等で訴えるのではなく(そもそも壮年部の方の投稿内容は誰かしらの名誉毀損にあたる内容ではありませんが)、あくまでも引用に使用された聖教記事の”著作権侵害”を問題にして訴えてきたのですが、学会への是非を問わず、SNS上に聖教記事の画像、内容等の転載使用している例は沢山あります。裁判では、「学会側は著作権侵害を問題にするのであれば、同じく聖教記事を使用し、学会に好意的な内容をSNSに投稿している人たちに対しても同様の訴えを起こしていなければおかしい」ということが論点の一つになり、学会側が裁判制度を悪用し、表現の自由を踏みにじる暴挙が逆に追求される形となりました。
この歴史的な判決によって原田学会の愚劣極まりない実態が白日のもとに晒されました!
最後に壮年部の方による、「高橋殿御返事」講義。
題名のとおり、本状の対告衆は高橋六郎兵衛と考えられてきましたが、内容から熱原法難への対策を述べられているものと推察でき、執筆時期は弘安二年秋前頃、宛人は南条時光であろうとの見解があり、とても興味深かったです。また、ご自身や知人が組織から不当な迫害を受けてきた体験を通し、私たち一人一人がさまざまな圧迫に打ち勝ち、各地域において正しき仏法を語り、真実を語る一人立つ人材となっていく事が大切との講義に決意を新たにしました。
小グループでは、「秋」をテーマにざっくばらんに楽しく語り合いました。
今月もご参加下さいました皆様、ありがとうございます!司会、登壇者、運営の皆様も本当にありがとうございます!!
来月もますます賑やかに開催してまいりたいと思いますので、ふるってご参加下さい!