投書者:カナリア
統一地方選が終わった。
維新が伸び、立憲は音無し。自公退潮、共産ジリ貧・・といったところか。
衆参の補選で自民党は4勝1敗。とはいえ中身はスカスカ、ようやくの勝利と言っていい。野党第一党の立憲は影が薄く、維新に第一党の座を奪われるかも知れない。
共産党は除名問題から、その閉鎖的な体質を問われ、党員の高齢化と共に存在自体に、暗い影が忍び寄る。公明党は12名の落選者を出し、「全員当選」の伝統?は色褪せつつある。そして今や選挙の度に、10%前後ずつ得票を減らす「衰退の党」と堕している。しかし、この党は常に、真摯な総括を一切しない。学習効果なく、選挙になれば同じことを繰り返す。
立党の理念・精神を失った状況で、発展することなどありはしない
。支援者は、今こそ冷静・客観的に、
現状分析をするべきではないか。
奇しくも昨日25日、自公両党は、「防衛装備移転三原則」の見直しに向けた、与党協議を開始したそうだ。殺傷能力のある武器の輸出解禁に踏み切るか否かが焦点となる。
そもそも日本は、憲法の平和主義に基づいて武器の輸出は全面的に
禁止してきた。これを第二次安倍内閣の2014年、「
防衛装備移転三原則」に変更。殺傷能力を持たない「装備品」
などに限って、輸出を認めるに至った。
「敵基地攻撃能力」の保持への政策変更に続き、殺傷能力のある武器を輸出できるようにすることが、自民党の目論見である。公明党は慎重姿勢を見せているようだが、いつものように、所詮は自民党に引きずられ、訳の分からない屁理屈をこねながら「賛成」に回るのだろう。
今回、象徴的な出来事があった。それは維新の会の馬場代表が、大阪府議会・市議会で過半巣を得た、選挙結果を受けて「公明党との関係を白紙に戻す」と述べたことである。これは即ち、今まで維新の会が候補者を出さなかった、現状公明党が有する大阪4議席、兵庫2議席にも、候補者を擁立するという意味になる。関西公明党にとって次期衆院選は「風前の灯」状態になったと言ってよいだろう。
仏法用語の中に「還著於本人」という言葉がある。「還って、本人に著きなん」ということで、「悪の報いは、自分自身に必ず戻ってくる」と言う意味になる。現在の公明党に当てはめると、目先の「議席」を守るために、「立党精神」を蔑ろにし、「都構想」にも「カジノ」にも賛成し、維新に擦り寄ってきた。当然、その報いは顕れるということになろうか。
いずれにしても、日本は今、大きな岐路を歩いている。「正視眼」で物事を見て行きたい。
かつて、王仏冥合の広宣流布とは、公明党が与党になる事だと信じた時代があった。しかし、現実を見れば理想社会としての広宣流布とは程遠い、国家主義、全体主義が蔓延している。それは何を意味するか。公明党も、それを指揮する信濃町も、真の広宣流布の団体組織ではないという証左だ。昨今「創価学会仏」などと掛け声だけは威勢がいいが、こんなのが「仏」のはずがない。
その通り公明党は議席をえるのが目的の選挙利権党になった。なにをすべきかの方針もなく、そこには仏法哲学もない。だからこそ平和を謳いながら、日米安保に哲学なく乗っている。また、仏法がないからこそエロ議員を庇ってなんの説明もなく、議員の資質のないものを多数かかえたままだ。オマケに医療利権。シオノギのぞコーバーを早期承認させたのは公明の手柄だそうだ。結局は説明なく国民を薬漬けにする
のを後押ししているだけだ。こんな政党は有害無益であり、速く改ざん解党に追い込むべきだ。