【投書】今の世相に思う(45) 高橋洋一氏の経済政策理論(9)
投書者:ハーフソール
さて次に政府資産として注視しておかねばならないのは特別会計である。
特別会計とは、一般会計とは別に各省庁が特別な事業を行うために設けられたスペシャルアカウントのことだ。
つまり国は大きく分けて一般会計と特別会計という二つの財布を持っているわけである。
特別会計の規模は2010年度で実質176兆円、2020年度は実質197兆円。
2020年度の一般会計は102兆円であるから、特別会計は一般会計予算の約2倍の規模を持っていることになる。
この特別会計は従来あまり注目されていなかったが最近になってやや関心が集まるようにようになってきたようだ。
一般会計の2倍の予算規模を持っているのだから当然であろう。
参考文献
消費税「増税」はいらない 高橋洋一著
入門財政学 林宏昭・玉岡雅之・桑原美香・石田和之著 中央経済社