2025年 12月度オンライン自活座談会終了報告
12月度自活座談会が終了致しました!
冒頭、「日興上人の思想と生涯」と題し大白蓮華700号記念に掲載された池田先生の特別寄稿をベースに日興上人の師弟不二の大闘争を研究発表していただきました。大聖人ご入滅後、生涯にわたって大聖人の正義を残す戦いを決意された不二の弟子日興上人。池田先生の「師弟不二とは仏法の真髄である」「師弟不二とは、弟子が師の代わりに難を受ける覚悟で戦うことである」とご指導が胸にせまりました。五老僧と日興上人の根本的な相違は、他の老僧が大聖人を日興上人ただお一人が師匠日蓮大聖人を末法の闇を照らす”根本の仏”ととらえていたことにあります。兄弟弟子が師敵対していく中、断腸の思いで身延離山を決意した日興上人の「身延山を罷り出で候こと、面目なさ、本意なさ申し尽くし難く候えども、打ち還し案じ候えば、いずくにても、聖人の御義を相継ぎ進らせて世に立て候わんことこそ詮にて候え。さりともと思い奉るに、御弟子ことごとく師敵対せられ候いぬ。日興一人、本師の正義を存して本懐を遂げ奉り候べき仁に相当たって覚え候えば、本意忘るることなく候。」(原殿御返事)とのお心と、昭和54年の「我れ一人正義の旗持つ也」との池田先生のお心が重なり、厳粛なる師弟不二の魂を学ばせていただきました。研究発表してくださった壮年部の方も、師匠を裏切った執行部の悪逆を呵責したことで組織から迫害をうけ、理不尽にも役職解任処分となりました。あろうことか、解任処分の通達も留守番電話に残すのみという無慈悲極まりない非道さに怒りがこみ上げました。この一点をもってしても、現学会に大聖人、日興上人、そして創価三代会長を貫く峻厳な師弟不二の精神など微塵もないことが明白ではないでしょうか。
続いて、女性部の方より素晴らしい活動報告並びに体験発表がありました。昭和43年の入会ですが、しばらくは嫁ぎ先のご家族の信心反対により御本尊様をご安置できない日々が続きましたが、近所の学会員の方の応援もあり、その後無事に御本尊様をご安置することができ、以来愚直に信仰を貫いてきました。いくどとなく病魔にも襲われ長期の入院も経験しましたが、「ただ南無妙法蓮華経とだにも唱え奉らば、滅せぬ罪やあるべき、来らぬ福や有るべき。」とのご金言を胸に病魔と戦い抜きました。一切を御本尊様にお任せし、病身をおして広布のために走り抜いた結果、ある日急に体が軽くなったように感じ、診察を受けると病魔は退散していました。これらの体験を通しつくづく御本尊様の功力を実感できたそうです。近年、自活の友人から原田学会の悪逆を聞き、猛然と悪を滅する祈りと共に組織幹部との対話に挑みました。それを機に女性部の方は組織から「危険人物」認定され、文字通り村八分の陰険な迫害に見舞われました。そのような中にあっても女性部の方は、共に戦ってきた大切な仲間への対話の歩みを止めることはありませんでした。ある日、ご友人の一人が入院したとの報をうけお見舞いに。徹して一人を大切にする行動に、女性部の方に改めて信頼をよせるご友人も増え、「私は○○さん(女性部の方)のおかげで幸せになりました。」と言ってくれるご友人もできました。組織の言を鵜呑みにし自身をいじめた相手に対しても真心をつくし、誠実に対応され、そして信頼の輪を広げていく姿に心から感動を覚え、強く勇気づけられました。女性部の方は現在、傘寿を迎えられてもなお一層意気軒昂に日々広布に邁進されています。
最後に、壮年部の方による「四条金吾殿御返事」講義。本状は、主君江間氏からの不当な勘気への具体的な対応として、「頼基陳状」の提出やその他種々の注意点、心構えなどを述べられていることから、陳状の添状と推察されます。大聖人は、主君からの不当な迫害や陰謀に屈さず信念を貫こうとする金吾の篤い信仰心を心から喜ばれ称賛されています。その上で大聖人は、金吾が万一圧力に屈してしまうようなことがあれば、敵は金吾の退転を足掛かりとして鎌倉中の門下を壊滅させるであろうと述べられ、「一生はゆめの上、明日をごせず。いかなる乞食にはなるとも、法華経にきずをつけ給うべからず。」と厳命されてより一層の不退の覚悟を促し、忍耐強く強盛に信心を貫いていくならば諸天の加護は必定であることを確信するよう金吾にご指導されています。壮年部の方は、池田先生の「信仰の精髄は不退転にある」とのご指導を通し、本抄から「信心に対する不退転の決意。」「師弟共戦の決意。」「信仰者(人)としての振舞い。」を学ぶことができ、この全ての精神に反するのが今の原田学会であると話されました。私も全く同じ思いです。
本日の座談会は、研究発表、体験談、御書講義の全てが「師弟不二の精神」「生涯不退転の決意」を貫くという趣旨に貫かれ、本年を締めくくるにふさわしい素晴らしい座談会となりました。
今月もご参加下さいました皆様、ありがとうございます!また、本年一年素晴らしい座談会づくりにご尽力くださいました司会、登壇者、運営の皆様も本当にありがとうございます!!
来年も、さらに充実した有意義な自活座談会にしてまいりたいと思いますので、皆様どうぞよろしくお願い致します。
