【投書】令和版「まさかが実現!」なるか?

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投書者:カナリア


本日は師弟共戦7.3の記念日。また、参議院選挙の公示日。

もとより各人の政治信条は自由!を前提に、以下、来たる参院選に思うところを述べます。
伝説のように語られる、1956年の「大阪の戦い」。初めて国政選挙に臨んだ創価学会。若き池田先生の指揮によって、大阪選挙区において、入信間もない学会世帯の7倍以上の得票で、奇跡的な「当選」を勝ち取った。政治から見放された「庶民」の結集によって、政界に新風を送り込むことになったのである。

それから69年の歳月が過ぎた。そして、直近四半世紀に亘って、自公の連立政権が続いた。今回の参院選挙の結果によっては、この自公政権の崩壊が、起きるかも知れないのだ。

参議院の定数は248議席。3年ごとの改選となるが、自公の非改選は75議席なので、今回両党で、50議席を獲得すれば125議席の過半数に達する。数字の上では50議席の獲得は難しいことではない。しかし、「まさかが実現!」の令和版が見られるのではないかと、私はひそかに期待している。

公明党の参院選に於ける得票数は、2013年757万票⇒2016年697万票⇒2019年653万票⇒2022年618万票と、選挙の度に減り続けている。参院選でもいよいよ500万票台に落ち込むことが容易に想像できる。

政治は結果責任。自民・公明の両党には、ここ25年余りの政権政党としての責任を取っていただかねばならない。少子化・年金・原発エネルギー・軍備拡大・食料自給率・選択的夫婦別称など、どれもこれも手詰まり、打開策は進まなかった。「利権」の自民党と、政権維持を優先する公明党によっての、日本の浮上はあり得ない。

ようやく国民の意識も、この事に気付くに至り、決断せざるを得ない段階に差し掛かったのではないか。

残念なことに、公明党の支援団体である「創価学会」のメンバー諸氏の中にあって、執行部の「悪」に気付きながら、今もなお支援活動を指して「法戦」などと言っている方々が居らっしゃる。余りに長く続いた「支援活動」を通じて、頭の中が固まってしまっているのだろう。選挙支援の活動を「法戦」などと言うのは間違いです。変なのです。「法戦」と「聖戦」の違いは何ですか?「法戦」などという言葉に縛られる事自体が、今となっては執行部の罠に嵌る事なのです。政治と宗教の次元は異なる事を再認識しなければなりません。

政治の評価は、理念と政策、そしてその実績によって判断しなければなりません。公明党の候補者は基本的に好人物だという事はわかっています。しかしその人物が、公明党という「組織」に入ってしまうと、上意下達を受け入れるダメな政治家になってしまう例を、私はたくさん見てきました。

立正安国論に「如かず彼の万祈を修せんよりは此の一凶を禁ぜんには」とあります。多くの学会員さんが認識するように、現状、公明党より優位に立つのは学会執行部です。その「一凶」の象徴ともいえる「師敵対」の執行部が、権力維持の為に公明党を利用しようとするなら、これにレジスタンスで応えるのが、正しいあり方であると、私は考えます。(他に碌な政党が無いから、消去法で私は公明党を応援する・・という考え方もわからない訳ではありません)

同じく立正安国論の冒頭、「旅客来たりて嘆いて曰く、近年より近日に至るまで、天変地夭・飢饉・疫癘、遍く天下に満ち、広く地上にはびこる。 牛馬巷にたおれ、骸骨路に充てり。 死を招くのともがら、既に大半に超え、之を悲しまざるの族、あへて一人も無し」とあるように、今まさに、「戦争」と「異常気象」によって、世界の民は苦しんでいます。そして権威主義が横行し、世界は混乱の中にあります。

日本においては、来たる参院選の結果で、令和版「まさかが実現!」となり、それを契機に社会が、また国民生活が、良い方向へ向かうことを祈るばかりです。

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