自己保身と延命を目的とした「内閣改造」。岸田文雄とは、何と恥
知らずな政治家なのだろうか?
以下代表的な数例を見てみていくと、まずはマイナカードで国民から総スカンの河野デジタル大臣は留任。岸田からすれば、失敗の責任を押し付け、来年の総裁選出馬の芽を消すための姑息な人事。
公文書を「捏造」と言い切り、「間違っていたら議員辞職しますよ」と啖呵を切っていた経済安全保障担当の高市早苗も留任。岸田にも高市にも、けじめをつける気は一切ない。
外務大臣に任命されたのは、上川陽子。5年前の7月5日、未曽有の水害の中で行われた「赤坂自民亭」。翌日に、オウム死刑囚7名の死刑執行が控えているというのに、平然とその「飲み会」の場に参加していた、当時法務大臣の上川陽子。宏池会NO2の林前外務大臣を牽制するための、小心者特有の狭量な人事。
そして統一教会との繋がりが指摘されながら、所轄である文部科学大臣に任命された盛山正仁。さらに女性ゼロで批判を浴びた副大臣・政務官54人中、何と26人が統一教会と何らかの関係を持つ者議員。「やってる感」だけで、癒着の解消など、全く考えていない。全くあり得ない無責任人事。
党役員人事に於いても、台湾を訪問し、「戦う覚悟」などと憲法無視の暴論を吐いて、顰蹙渦中の老害麻生副総裁の留任。また、「ドリル優子」の愛称?で抜き差しならない政治不信を増長し続ける、小渕優子選対委員長の任命。どこまで国民を愚弄する人事だろうか?
先だっての「こども政策対話」で福島県の中学生に、なぜ首相を目指したのかと問われ、「日本の社会で一番権限の大きい人なので」と答えたという岸田首相。そして「人事好き」と言われている岸田が行った、眼を覆うばかりの酷い人事。自民党に於ける「世襲」の結末的断末魔を感ぜざるを得ない。国民を見ない。国民の声を聞かない。国民にここまで背を向ける政治と何なのか?
そんな折の16日、公明党の山口代表は鹿児島での講演の中で「首相に呼吸を合わせる」と発言。最低最悪の岸田首相に「呼吸を合わせる」とはどういう意味か?どこまで堕ちれば気が済むのか?世も末と、悲しさ感じる方も多いのではないか。
闇が深いほど夜明けは近い。そう、居直りの確信しか今はない。