【投書】弟子の真価が問われるとき!

JIKATSU投書アイキャッチ

投書者:カナリア

書評欄からですが、「賃金破壊」労働運動を「犯罪」にする国 竹信 三恵子著より。

生コンクリート輸送の運転手らを組織した「全日本建設運輸連帯労働組合」の関西支部を標的とする、国策としての労組潰し。2018年夏から一年間で89人が逮捕され、うち71人が起訴されたという。

凶悪犯並みに住所まで晒す報道。検察の求刑は殺人罪を連想させるほど重かったという。法的に認められた活動にもかかわらず弾圧された理由とは?当局は彼らの正当な組合活動を、「カネ目当て」の「嫌がらせ」「脅し」「不当な圧力」などと言い換える事で、暴力団などの組織犯罪と同然に扱ったという。

いかなる無理無体も言葉の表記や定義を変えてしまえば「問題ない」・・。ここで多くの方は思い出すだろう。集団的自衛権の行使を容認する新法に「平和安全法制」の名を与えた安倍晋三政権の事を。そしてこれに与同した公明党・創価学会の事を。

今、「敵基地攻撃」が平然と語られる時代となっている。この風潮を許すが如きマスコミの責任も大きい。戦後77年を経て、戦争を絶対的に否定している憲法9条の危機なのである。仏法・池田先生の哲学の一丁目一番地ともいえる人間を守るための「平和主義」。ご承知のように先生は「九条だけは変えてはいけない」とのご指導を残されている。


長きにわたり池田先生のご指導を学んで生きてきた学会員諸氏の、真価が問われる時が来ていると私は思う。