摩訶・私感「生死一大事血脈」

投稿者:鬼滅の言

「ポンペイ最後の日」は、人間にとって、人生にとって、何が最も大切かという、根本問題を問いかけているように思える。

<新・人間革命> 第7巻 早春 p.254

学生部の代表への伸一の講義は、彼の生死をかけた、後継の人材の育成であったといってよい。

<新・人間革命> 第6巻 若鷲 p.370

「早春」の章には、昭和38年(1963年)池田先生がポンペイの遺跡を訪問された時の模様が記されていいます。

「若鷲」の章では、昭和37年(1962年)学生部の代表に対する「御義口伝」講義の内容が記されています。

「生死一大事血脈抄」が御書学習会の教材になった時のことです。私はこの言葉を現代語訳的に言い換えればどういう表現になるだろうか?と考えたことがあります。ちょうどその頃「新・人間革命」を読んでいた時期でもありますので、池田先生のご指導にたどり着いたのです。

生死一大事とは「人間にとって、人生にとって、何が最も大切かという、根本問題」という意味ではないか。そして、血脈とは「彼の生死をかけた、後継の人材の育成」それは、日蓮大聖人が命がけで私たちに伝え残そうとされた教えではないかと。

信心の血脈なくんば法華経を持つとも無益なり

生死一大事血脈抄 御書p.1,338

「人間にとって、人生にとって、何が最も大切かという、根本問題」を今こそ、考えるべきではないか!

私はそう思います。