【投書】今の世相に思う(11) 一転大阪都構想賛成に回った公明党の本音

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投書者:ハーフソール

 公明党が都構想賛成に回った本当の理由は、国政選挙の候補者擁立の問題であると思う。つまり公明党が都構想に賛成してくれるなら、公明党が候補者を立てる選挙区に維新は候補者を立てない。

しかし反対するなら維新は候補者をぶつけるが、公明党はどうしますかという話し合いがあったようだ。

 大阪の選挙区で維新は人気があり、候補者を立てられると公明党は負ける可能性が高くなる。それで公明党は都構想賛成に回ったと思われる。

もしこれが本当なら政策は二の次で、典型的な党利党略に走ったと見られても仕方ない。政治の目的は国民のための政策の実現であり、選挙で勝つことは手段のはずである。

これでは目的のためには手段を選ばないということになる。これはおかしいのではないかということを公明党の支持者、府民、市民は感じたのではなかろうか。

 池田先生はトインビー氏との対談で

「私も、目的と手段は倫理的に一貫性がなければならないとの、博士のご指摘に同感です。目的は高邁であっても、手段がその目的に反するものであるならば、目的自体が欺瞞のスローガンになってしまいます。」

池田大作全集3 P396

と述べられている。

 公明党はこのような小細工などせず国民のため、世界の民衆のための政策を掲げ、戦っていくべきであると思う。