【投書】今の世相に思う(8) 核兵器禁止条約批准と平和の党を自称する公明党への疑問

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投書者:ハーフソール

 久し振りに、うれしいニュースが飛び込んできた。2017年に国連で採択された核兵器禁止条約が来年1月22日に発効されるようになったのだ。

核兵器の使用や保有が違法となる初の国際条約である。しかし日本は2017年の国連の会議に参加すらしていない。残念な話であり、不思議な話である。

日本は世界で唯一の被爆国であり、多大な犠牲を払っているのであるから率先して核廃絶のために動くべきだと思うのである。

 日本政府の発表は核兵器の廃絶には賛成だが、アプローチの仕方が違うので賛成しなかったという。ではどのような仕方でこれを実現しようとしているか、具体的な内容を提示するべきであろう。

しかし今の政権、そして自公政権となった1999年以降の政権も本気になってこの課題に取り組もうという熱意は感じられない。恐らくアメリカに忖度して物がいえないのであろう。

サンフランシスコ講和条約が成立して約70年もたっているのに、日本は本当の意味で独立していないと思う。情けない話である。

 それにしても公明党も何をしているのであろう。同党はわたしも長年にわたり期待し、声援を送ってきた党であるが、この核兵器廃絶問題に対して自民党に何か提案などしているのであろうか。どうもその形跡が見えないのである。

何を遠慮しているのか。もし同党が平和の党というのであれば、堂々と自民党や世界に向かって核廃絶を訴えていくべきであろう。

 この日本の安全保障の問題についてはまた後で詳しく論じていきたい。

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