【投書】これからが日本の正念場

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投書者: 進め雀

 先日、安倍晋三氏が首相を辞任。私がいま考えている事を少し述べたい。

思えば、2012年12月の解散総選挙。自公両党が圧勝し政権を奪還。

安倍晋三氏の「日本を取り戻す」とのキャッチフレーズは、混迷の民主党政権時代を経験した多くの日本人にとって、心に響くものだったのだろう。

しかし、集団的自衛権の行使を容認した安保法制、テロ等準備罪創設、防衛大綱での事実上の空母導入の決定。F35B戦闘機の爆買い。

イージスアショア導入を断念したと思ったら、敵基地攻撃能力行使の議論などという物騒極まりない話。

このような事を議論すること自体、近隣諸国に要らぬ疑念を抱かせ、アジア地域の情勢を不安定にしかねない。

敵基地攻撃能力の保有を認めたら、米国からどんな武器や防衛装備品を購入させられるのだろう。

結果的に日本人が汗水流して働き納めた税金が、米国の軍需産業をボロ儲けさせるために使われているではないか(怒)!

軍拡だけではない。

カジノを含むIR推進法。もし、カジノが国内に出来たら、外資が運営権を狙ってくるだろう。

水道の民営化法案。水メジャーが虎視眈々と狙っているだろう。水道まで外資の食い物にされてはたまったものではない。

ロシアでは領土の割譲を禁止する内容の憲法改正。北方領土は返還されないのではないのか?安倍晋三氏は何故だんまりを決め込んでいたのだ?

安倍自公政権は、保守のふりをした売国奴政権であったと言わざるを得ない。

安倍晋三氏が首相を辞したとはいえ、首相を自民党の中で回すだけなので、自公連立政権の性格は根本的には変わらない。

今こそ、戸田先生がおっしゃったとおり心して政治を監視すべきだろう。

自衛隊の明記、緊急事態宣言を盛り込んだ憲法改悪への動き、敵基地攻撃能力保有の議論等々、危険な動きを注視し、完全に止めるべきだろう。

また、池田先生はこのように指導されている。

「学会は、日蓮大聖人の仏法、三大秘法の御本尊を信奉する宗教団体であって、政党支持については、会員の自由意思にまかせ、全く干渉するものではありません。

逆にいえば、いかなる政党支持の人であろうと、いかなるイデオロギーをもつ人であろうと、この妙法の旗のもとには、全く、なんの差別もなく、平等に包容されるべきであることを、明確にしておきたいのであります。

ただし、このことは、同時に政治の次元、イデオロギーの次元の問題で、学会内部を撹乱し、人々の信仰を濁らせ、組織を破壊する行為は、許されないことも意味します。

信仰の純粋性、美しい和合僧の団結は、どこまでも守らなくてはならない。

これを乱す行為に対しては、除名などの措置をとるのもやむをえないと思うのであります」

池田会長講演集 第3巻より

 さて、創価学会員が組織の打ち出しに大人しく従い、選挙広報もろくに見ずに、ほぼ無条件で公明党や公明党推薦の自民党候補に投票することは、如何なものだろうか。

それも何万票などという半場な数ではなく、何百万票という数なのである。

まずは、次期衆院解散総選挙では、自分で情報を収集して勉強し、自分の頭で考えて投票する候補、政党を決めるべきだと思う。